合併問題 ⇒朝来市の問題点(合併問題を通して)

2009年04月16日

朝来市の問題点(合併問題を通して)

私は現在の朝来市の問題点の多くは合併時の合併協議会にあると考えております。

あの合併協議会は利益誘導と利害対立の協議ではなかったのか?
住民主権の合併協議、言いかえれば開かれた合併協議であったのか?
十分に住民に説明がなされたのか?
住民の意見は反映されたのか?

非常に疑問が残っています。

私は和田山町に住んでおりますので旧和田山町のことで申し上げると
住民への説明責任が果たされたとは言い難い状況でした。

住民説明会は一度開かれましたが
これは合併協議会での協議や合併協議会委員の対応に不安を感じた私と現市議会議員(当時は市議会議員ではなかった)の太田則之さんとで和田山町議会に請願した結果であり、町当局の積極的な行動の表れではありませんでした。
時期的には合併協議が名称問題も含め暗礁に乗り上げていた時のことであり、町当局が住民の意見を聞くことを極端に避けていたように思われます。
その住民説明会での議会の対応も不十分で
その場には全市議会議員が出席していたも関わらず住民から市議会への質問には答えないと冒頭で説明がありましたが私たち住民の代表者は誰であったのでしょうか?
少なくとも合併協議会委員は私たち住民の代表者ではありません。その自覚があったのか?代表者としての説明責任を議会は果たしたのか?
私たち住民には私たちの意見を反映させる手段がありませんでした。

合併に先立ち私は個人的(ワイワイ塾に対する説明会)に当時の企画調整課長であった現候補者の多次さんから合併についての説明を受けましたが
その際に合併するメリットについて
地方自治体の規模によって地方交付税の減額が予定されており、合併しないことのデメリットが多いこと
合併特例債が使え返済の多くは国が肩代わりしてくれること
との説明を受けました。
私は合併特例債について全国の自治体に対して国が債務の肩代わりをすることは物理的に矛盾があるのでそのような説明は無理だと主張しましたが
政府保証があり、現時点(当時は合併期限間近)の合併は全自治体に及ばないとの説明でした。
確かに現在、合併は全自治体(当時)の約半分しかなされておらず、ある一面は正しいのかもしれませんが
合併特例債を活用できるとの主張が間違っていたことが篠山市の事例を見れば一目瞭然です。
当時篠山市は合併第一号として合併のモデルケースになっておりましたが
国のお約束である合併特例債で多くのハコものを作り巨額の債務を抱え、現実に一時は夕張市同様破綻の危機を迎えました。理由は簡単で、合併特例債の約束は履行されましたが、大幅な地方交付税をカットされてしまったからです。想定された支出に対して想定していた収入が減り支出の比率が大幅に増えたことが財政を極端に悪化しとことの原因です。
いま朝来市は新庁舎建設問題を抱えておりますが、多次候補も提言の見直しを含めた検討をすると発言しています。
合併協議を振り返ってみてみると、メリットが強調されずぎて、合併することでのデメリットや消極的予想の説明や議論がなされていなたかったように思います。
私たち住民が必要としているのは、メリットとデメリットの是非が判断できる正確な情報です。一方的なプロパガンダは必要としていないのです。

さらに名称問題では不可解な決着がありましたが
「朝来」と「あさご」の違いあるのでしょうか?
合併協議の運営の仕方に問題はなかったのか?
当時の合併事務局長が多次候補であったことも一慮すべきだろうと思います。
加えて、合併当時に多くのハコもの行政が行われたことも見逃せないでしょう。
旧の各自治体や住民はハコもの行政や名称問題で利益誘導をしたのなら各自治体行政当局に留まらず各自治体住民の責任も大きい。

これまで合併協議の問題を指摘しましたが
私はあくまで合併はすべきだったと思います。
但し、その協議過程や成立過程に問題があり
現在もその問題を抱えていることを主張したい。
つまりは私たち住民が市長選挙や市議会議員選挙を通して間接民主主義で朝来市を統治することで民主主義が行われているのだという推定は当たらないということです。
民主主義には正確な情報公開が必要であり
間接民主主義は欠陥を内包すること
間接民主主義を補完するためには住民の良心や住民行動が必要になることを意識する。
合併問題を参考にしながら
これらのことを再考、再認識することが今後の朝来市には必要なのだと思います。
現在の朝来市の問題はこのようなことががあまり意識されていない、若しくはおぼろげながら意識してしていても明確になっていない点にあります。

未来の朝来市を作るために上記の問題提起を両候補者には出発点にして頂きたいと思います。

しかし、朝来市が抱える問題のある一方、私は朝来市自治基本条例は一つの指針、一つの希望、一つの結果ではないかと朝来市の着実で前向きな歩みも感じています。

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posted by mr.fahrenheit at 16:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 合併問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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