まちづくり ⇒但馬フィルムコミッション構想と城崎フィルムコミッション設立

2009年09月09日

但馬フィルムコミッション構想と城崎フィルムコミッション設立

私が設立提案をした城崎フィルムコミッションとその当時考えていた但馬フィルムコミッション構想について。

1999年、私は兵庫県夢テーブル委員会委員に応募し、但馬活性化の方法を模索しておりました。
一期目に私が所属しておりましたのは、人づくり部会と巨木部会だったと記憶しております。

一期目の活動の中で私が実感したのが、但馬には素晴らしい素材が沢山あるということでした。
但馬の人、但馬の自然、そして但馬の文化です。
それらの反面、但馬の素晴らしさを外に向け発信できていない事、そして但馬の素晴らしい事や但馬の素晴らしい物が埋もれているに気付きました。

次に私は如何にして但馬の素晴らしさを情報発信するか、また、お金をかけずに効果的な情報手段や情報の収集が出来ないかと考えました。
そんな時にフィルムコミッション(FC)について知り、これこそ但馬の再生の鍵になるのではと閃きました。
※伊豆市は他の単一FCとは違い、広域(各市町の寄り集まり)でFCに取り組んでおられました。また舞鶴市は近隣の取り組みとして参考にしました。
フィルムコミッションとは、映画誘致を図り、撮影スタッフの協力を行うことで、映画のロケーションとしてその地域を全国そして世界に情報発信する組織のことです。最近では「ラストサムライ」の姫路・書写山や朝来市では「魔界転生」の竹田城、古くはNHKドラマ「夢千日記」の湯村温泉などがわかりやすい例です(「魔界転生」の和田山町での無料上映会は私が提案しました)。

私は当時FCの先進的な取り組みを行っておられた伊豆市や近くの舞鶴にFCに関する資料を頂き、FCについて研究して、そしてFCこそ今の但馬に必要な事だと確信にしました。

それから私は和田山町、出石町、城崎町、温泉町の各担当課に説明に伺い、FCの可能性について説明に伺った所、私の構想に賛同して頂き、但馬観光連盟で協議をして頂くことになり、結果、県(夢テーブル委員会)として取り組みを開始すれば但馬観光連盟としてFC設立に向けての前向きな取り組みをして頂ける回答を得ておりました。

私は色々な人の協力を得ながら、2期目に兵庫県夢テーブル委員会で新しい部会としてFC部会を作り、前述の条件をクリアして、県の取り組みと但馬観光連盟の取り組みを収斂させるべく活動を続けておりましたが、
突然温泉町の担当課長から「温泉町単独でFCに取り組みたい」旨の連絡が入りました。私は不意を突かれた気持ちでしたが、「城崎との先互を気にされて動かれた」のではないかと思い、また「城崎と温泉町とのパワーゲームなるだろう」とも危惧しましたが、温泉町として取り組みを決定されたのではあれば今さら覆すことも出来ないだろうと考え了解しましたが、但し「城崎にも温泉町と同じように資料を渡し、温泉町の設立に関してお話をせざるを得ない」と伝えました。と言うのも、城崎町は初めから単独FCの設立希望をしておられたましたが、但馬FC設立に参加して頂くため城崎町単独ではなく広域でのFC設立を承諾して頂いてからです。
それから私は温泉町と城崎町に同じ資料を持って行き、成り行きを見守りましたが、結果は私の予想通り、城崎町が城崎FCを設立され、温泉町としてのFC設立はありませんでした(その後、城崎は飯高町出身の今井雅之さんが監督をした「SUPPINブルース」を誘致しました)。

当時私は城崎町の方には感謝されましたが、温泉町の方からはどうだったのか、そして今現在のFCの可能性を考えると私の決断や行動が正しかったのか、やはり但馬広域での但馬FC設立をすべきだったのではないかとよく振り返ることがあります。
今から思えば、当時の私の足らなかった点として、私に信用がなかった、私の説明や状況把握が悪かった、そして決定的な事は、私に強引にでも物事を進める経験がなかったことだと思います。

何故このような話をしたかと言いますと、
私と私のしてきたこと、考えている事を知って頂くためと
朝来市にもFCのような視点が必要だと思うからです。
朝来市は観光客が少なく、外部からお金が入って来にくい、
そして情報発信が下手であり、観光に対する積極的な政策がない。
北近畿豊岡道が八鹿、城崎まで伸びた時の朝来市のビジョンが明確でないため、朝来市の一部の経済が崩壊するのではないかと危惧するからです。

前々回の記事でもお話し致しましたが、現在の朝来市の経済を確保するためには、貨幣流動性の確保が必要です。そして朝来市の経済を伸ばすためには、現在の貨幣流入量よりも多くのお金を朝来市に持ち込ませる必要があります。その一つの方法として、観光が考えられます。
朝来市を城崎や出石、湯村への只の通り道としてではなく、お金を落とさせる通り道としてするべく、観光に対する視点でFCが参考になります。

FCの視点

  • お金の掛からない有効な情報発信を行う ・・・・ お金を掛けない有効な情報発信の方法を考える(ブログ、テレビ、映画誘致、HP等)
  • 情報(名所・旧跡・お店)の掘り起こしを行う ・・・・ 朝来市観光協会は朝来市の名所やお店を把握していないし、情報発信できていない
  • 情報(名所・旧跡)のアーカイブを行う ・・・・ 名所・お店の掘り起こし作業の目的を持ち、情報発信を行う素材として、そして文化・自然・近代化遺産等を記録としてアーカイブする
  • 朝来市を目的に来られる観光客を作る ・・・・ 残念ながら朝来市は現在はあくまで通り道でしかない
  • 近隣市との広域的で、有機的、実効的な連携を行う ・・・・ 朝来市だけでなく、広域との連携による観光ルート確立
  • 観光に対する積極的な政策を展開する ・・・・ 観光協会のHPを見ると、とりあえず作りましたという印象しかなく、観光に対する意識の低さが感じられる
  • 朝来市のよいイメージづくり ・・・・ 朝来市のイメージ像がない
  • 朝来市の代表的観光スポット作り ・・・・ 朝来市は何を主役に観光をするのかビジョンが明確でない
  • 点の観光から面の観光へ ・・・・ 観光スポットから観光ネットへ、各観光スポットや各お店の集積として朝来市の観光を考える


これからの朝来市の観光には最低上記のような視点が必要であると私は思います。

 関連サイト ・・・・ SUPPINぶるぅす ザ・ムービー
                          朝来市観光協会 公式サイト
                          奈良県観光協会 大和路アーカイブ ← 朝来市との比較のため(但し、予算的・装飾的比較ではなく、観光に対する姿勢の比較)

posted by mr.fahrenheit at 08:09 | 兵庫 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | まちづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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